講演会・セミナーのキャスティング、講演依頼は講師派遣ナビコラム・インタビュー【講師インタビュー|タイガー尾藤氏】テレビ出禁のどん底から4時間で2.5億円!AIには真似できない「人の心を動かす」伝え方の本質

【講師インタビュー|タイガー尾藤氏】テレビ出禁のどん底から4時間で2.5億円!AIには真似できない「人の心を動かす」伝え方の本質

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一度聞いたら忘れられない「しゃがれ声」と「オネエ口調」を武器に、日本全国を東奔西走するカリスマ実演販売士、タイガー尾藤氏。「日本一売る男」が辿った激動の半生と、AI時代にこそ求められる「人の心を動かす伝え方」の神髄に迫ります。

目次
  1. 元ミュージシャンが「170億円」を売るまで:異色のキャリアと寅さんへの憧れ
  2. 絶頂からの転落と地獄の極貧生活:鼻をへし折られた「テレビ出禁」事件
  3. 復活の号泣と「2.5億円」の壁:プレッシャーを感動に変えるチームの力
  4. 売れるトークの黄金律:「序・破・急」と日本人のDNAに響くリズム
  5. 2030年、武道館での祝勝会へ:中小企業を元気にし、AIには真似できない絆を築く

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知る人ぞ知る、カリスマ実演販売士のタイガー尾藤さんですが、改めて、講師派遣ナビをご覧いただく方々に向けて、簡単に自己紹介していただいてもよろしいでしょうか。

尾藤

はい、改めまして実演販売士のタイガー尾藤と申します。私は元プロミュージシャンだったのですが、27歳の時にこの業界に転職いたしまして、そこから23年目になります。累積売上は170億円ということで、日本一の実演販売士として、あのジャパネットにも呼ばれて出演している実演販売士でございます。今は、自分が売るのが半分、あと教えるという仕事もさせてもらっておりまして、セールスの極意をお伝えするというお仕事も今までに3500社、2万5000人の方に受講していただいておりまして、著しく成果の出るセミナー(笑い)ということでご好評をいただいております。よろしくお願いいたします。

元ミュージシャンが「170億円」を売るまで:異色のキャリアと寅さんへの憧れ

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元はプロのミュージシャンだったそうですが、実演販売士の道へ入られたキッカケを教えてください。

尾藤

27歳の時にライブハウスで歌っている時にですね、「君は、歌はたいしたことないけど、しゃべりは面白いね。テレビショッピングで、フライパン売ってみない?」と声をかけていただいたのがキッカケです。そこから、あれよ、あれよとテレビ通販に出ることになってしまい、出たら初めから結構売れてですね、それで調子に乗って、気が付いたら今に至るという感じです。

――

初めて実演販売をされた時のこと、覚えておられますか。どんな状況で、どんな商品を売られたのでしょうか。

尾藤

僕は他の実演販売士の方とは違って特殊でして、初めがそういうスカウトだったので、初めての実演販売がいわゆるホームセンターや百貨店ではなく、いきなりテレビショッピングだったんですね。確かお昼の3時だったと思います。すごく韓国では売れているんだけど、日本ではなかなか売れないというフライパンを担当させてもらいまして…その時に一応、予算通り、目標金額通りの売上を作ることができたというので、非常になんかホッとしたという思い出があります。

――

それまで実演販売士という仕事はご存知でしたか。またどんなイメージを持っておられましたか。

尾藤

もちろん、東急ハンズとかで見かけたこともありましたし、よく知っておりましたし、そもそも僕自身が、(映画「男はつらいよ」の)寅さんが大好きだったので、どっちかというとすごく格好いい仕事だなと思っておりました。

――

ミュージシャンとして活動していくか、実演販売士を職業にしていくか、いろいろ悩まれたと思いますが、後者の道を選択された理由は何だったのですか。

尾藤

実演販売をやり始めた頃は、音楽活動もやりながら…実演販売士もやりながら…ということだったんですけども、歌手としてはなかなか、私はソロで、シンガーソングライターでやっていたんですけども、なかなか音楽性の評価はしてもらえず…。(一方で)「ライブ盛り上げるのは上手だよね」という、そういう評価は高かったんですが(笑い)、なかなか楽曲の評価はしてもらえずにいたんですが、テレビ通販の方はどういうわけか、どんどんどんどんうまくいってしまってですね、手がける商品がすべて過去最高売上のような感じで、どんどんどんどんうまくいっちゃったので、仕事の忙しさ的に9:1ぐらいになっちゃってですね、もう音楽をやる時間がない、みたいな感じになってしまったというのが率直なところですね。

――

「タイガー尾藤」というお名前ですので、てっきり阪神ファンなのかなと思っていたのですが、先ほどもおっしゃっていたように「男はつらいよ」が好きで、(主人公の)寅さんから付けたということだったんですね。

尾藤

僕はもともと長渕剛さんが大好きで、確か寅さんの作品の第37作目だったと思いますけど、志穂美悦子さんと長渕剛さんが一緒に出た回がありまして、それを確か中学生ぐらいの時に見て、ものすごく感動してですね。そこから寅さんの大ファンになって。あの当時は結構テレビで放送していたので、寅さん大好きの友達のオヤジさんがビデオで全部録画していて、そいつの家に遊びにいく度に寅さん(の映画)を見させてもらってというのをずっとやっていたという感じですね。

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寅さんの映画でも、縁日などで商品を並べ、啖呵売(たんかばい)のシーンが出てきます。「やけのやんぱち日焼けのナスビ」…とか、たくさんの面白い口上があって…。寅さんの啖呵売は、カリスマ実演販売士としてはどんなふうに評価されますか。

尾藤

寅さんは、啖呵売という七五調の小気味のいいしゃべりですよね。「四谷、赤阪、麹町、ちゃらちゃら流れる御茶ノ水、粋な姉ちゃん立ちションベン」という、たぶん今の実演販売スタイルでいうと「はまらないやり方」なんですが、ただあれば話芸としてすごく面白いですし、今ショート動画の時代なので、今みたいに七五調のしゃべりから派生してできたものが、例えば包丁売る時なんかでいうと「デコボコ、三角、丸、四角、どんなものでも、スッパスパ」というふうに、短時間でショート動画で見せる時にわぁーとしゃべれるかどうかっていうのがすごく大事で。これは先輩方に言われたんですけど「日本人のDNAの中でどうしても七五調というのは残っていて、かなり早口でしゃべっても、リズムが残るので聞きとれちゃう」と言われたんですね。なので「重要なこと、聞き逃してほしくないことを七五調で言うと、お客様の印象に残るよ」なんて言われて。その点でいうと寅さんのリズムというのは一生活きていくんじゃないかと思いますし、(映画「男はつらいよ」)第47作目ですかね、あの(甥っ子)満男が、靴屋の営業をしていて、寅さんの実家で(例えば)鉛筆を売るっていうのを寅さんが見本を見せるというシーンがあるんですけど、あの時のストーリー仕立ての売り方というのを今も、ものすごく大事にしています。

絶頂からの転落と地獄の極貧生活:鼻をへし折られた「テレビ出禁」事件

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実演販売士を仕事にされてからここまで決して順風満帆なことばかりではなかったと思います。苦しかった時期、辛かったこと…例えばどんなことを思い出されますか。

尾藤

壁というか、自業自得な部分はあると思うんですけども、実演販売の世界に入ったのが2004年でして、右肩上がりでいろんな商品売らせていただいて、若手でとんでもないやつがいるみたいな評判になってですね。で、2006年ですね、ある番組から特集取材を組みたいというご連絡をいただいて、10分ほど「若手カリスマ販売士」みたいな感じで特集をやりたいということでご連絡いただいたんです。その時、僕は29歳なのに、何をやっても売れていたので、スタジオに入ると他のスタッフさんから「先生」みたいなふうに呼ばれていて、「先生、今日はどんな感じでやりますか」みたいに言われて、だいぶん調子に乗っていたんですね。まだまだロックミュージションとして生きていきたいみたいなところもあって、その取材の時にものすごく調子に乗ってですね、サングラスかけてネックレスをチャラチャラさせて、たばこをふかしながら「オレのところ持ってきたら何でも売ってやる」って言ったんですよ。そしたらそれを、面白おかしかったんでしょうね、そのまま(放送で)流れてしまって…。夕方の番組で視聴率もすごく高かったので、その特集の中で、実際にテレビショッピングでソールドアウトするシーンが出てくるんですね、そしたらその局に200件以上のクレームの電話が入って「あんなチンピラみたいなやつを出しているのか」と、「2度と見ない」「会員登録を解約する」とか、もうすごい大問題になってしまって。プロデューサーから電話がかかってきて「もう大変なことになっている」と、「会社に迷惑かけている」と、「分かるよね、出禁(出入り禁止)だから」と、「2度と戻れないと思え」と言われて。そこからすべての局を出入り禁止になりましてね。それでも勘違いしているというか、ポジティブというか、「やっぱり神様はオレに音楽をやれと言っているんだな」と取って、音楽に向かおうとしたりして。(テレビ出禁後も)ホームセンターとかで実際にまだ実演販売とかはやっていたので、売れていたので、「まあ別に(実演販売は)現場で稼げばいいや」と思っていたんです。が…、その時に手を出したドイツ製の洗剤が全く売れなくて、ですね…。僕らの仕事は完全歩合制なので、売れなければ地獄を見るということで、華やかなところから半年もせずにあっと言う間に落っこってですね、もう蓄えも何もなくなってしまって、電気もガスも水道も止められて、家賃滞納で追い出されて、世田谷の新聞配達の寮に入って、朝に新聞配達して、昼に東急ハンズで(実演販売の)仕事をして、夜ライブハウスで皿を洗いながら借金を返してという、そういう地獄が1年半ぐらいありましたかね。

復活の号泣と「2.5億円」の壁:プレッシャーを感動に変えるチームの力

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逆に一番うれしかったことってどんな時だったんですか。

尾藤

うれしかったことはいっぱいあるんで…一番というとどれですかね。一番しんどかった時は本当にお金がなくて、もう三日三晩何も食べてなくて、駅までいって配っているポケットティッシュもらってきて、それに醬油を付けて食べるみたいな生活をしていたので。(しかし)2009年に復活させてもらったんですけども、そこからまたガーと売れるようになって、本当に感謝しかなかったんですが、そのまま売上記録がどんどん伸びていってですね。その当時、調理器具部門で生放送の売上記録(4時間で1億6000万円)というのがあって、それにチャレンジしようとなって、1億5700万円で300万円負けるということがあって、すごく悔しい思いをしたんです。翌年商品を変えて、その時はジューサーだったんですけど、3万円もするジューサーだったんで、本当に売れるのかみたいなものもあったんですが、研究に研究を重ねて、4時間の生放送枠で(新記録の)2億5000万円という売上を作ることができたんです。その時にメーカーさんも、問屋さんも、僕もですけど、プレッシャーもあったので、感動してバックヤードで、みんなで抱き合って号泣したっていうことがあって。テレビショッピングは目標値が高いので、なかなかすごいプレッシャーがある中で、それが達成できた時に、いい年のおじさんたちが恥ずかし気もなく抱き合って泣くっていうのが、すごく醍醐味で、その瞬間が一番うれしかったですかね。

――

これまで数えきれないくらい、いろんな物を売ってきたと思います。包丁やお鍋などの調理器具や電化製品などあると思いますが、中でも一番多く売ってきた商品は何でしょうか。

尾藤

実演販売をやるキッカケになったフライパンがありまして、2004年から担当させてもらっているんですが、実は今現在も売っていて、業界的にもう23年間やっているという「テレビ通販史上最も長生きしているフライパン」と言われています。そのおかげで、すべてのテレビ局の通販番組に出させていただいていて、それだけで70億円の売上を作ってきましたので、本当にすごいフライパンですね。

――

逆に珍しいもの、例えば家とか、クルマとか、こんなのも売ったことがありますというような驚きの商品とかあるのでしょうか

尾藤

びっくりすると言ったら、もう10年ぐらい前だったと思いますが、「ドバイのマンションを売ってほしい」と言われまして。映画のパラマウント社が何周年記念事業かでドバイにパラマウントビルを建てるという企画がありまして、ビルの下の方は商業施設なんですが、上の方は当然ながら高級分譲マンションになるので、それを、1部屋70平米の1LDKオーシャンビュー(の物件)を売ってほしいと言われまして。当然ですけど、僕はドバイも行ったことがないですし、宅建も持ってないですし(笑い)。帝国ホテルに投資家を集めてやるので90分間ドバイの魅力を語ってくれと言われて。僕が仕事いただいた時はまだ(40~50階の高層マンションの)6階までしかできてないんですね。まだ完成図もない、イメージ図しかないという中でしゃべってくれと言われて…。90分間、ドバイの魅力、パラマウント社の魅力、そこを買ったらどんなステキな未来が待っているかというお話をさせてもらって。で、30組ぐらいその時お客様がいらっしゃってたんですが、クロージングの時に8組手が挙がってですね、2組はその日即決でハンコついていってくれて。90分しゃべって9600万円の売上たっていうことがありました(笑い)。後にも先にもあんなにプレッシャーがかかったのはなかったですね。

売れるトークの黄金律:「序・破・急」と日本人のDNAに響くリズム

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実演販売のテクニックは、一般企業の営業職の仕事にも通じるところがあると思います。「うちの若い営業マンにコツを教えてやってほしい」など企業からの依頼も多いのではないですか。

尾藤

もう何万回やったかなと言うぐらいオファーをいただいておりまして、大きい企業さんですと、北海道から九州、沖縄まで回って「営業トーク」とか、「営業とは」とか、「お客さまの購買心理とは」みたいなものをお伝えさせてもらっていて、言ってもそれは実演販売界の中では師匠から弟子に受け継がれていくものなんですよ。僕は、一番始めはテレビショッピングだったというのもあるんですけども、僕に初めに教えてくれたのが、韓国のフライパンメーカーの社長さんなんですが、その人は韓国の実演販売士だったんですよ。なので、やっぱり人間の購買心理というのは(国が違っても)あまり変わらないところがあって、そこから日本の師匠にもいっぱい教えてもらったんですが、もうこの流れでやっちゃうと買っていくんだなというのは、有形商材でも無形商材でも、BtoBでも、BtoCでもあんまり変わんないんだなっていうのは、今までたくさん商品扱わせてもらってきて…やっぱり普遍的なものが1つ、ありますね。

――

講演会やセミナーで営業職の皆さんにお伝えする中で、一番大切にしてほしいもの、これが重要ですよというものは何ですか。

尾藤

これさえまず徹底していただければというのは1つありまして、自分で言うのも何ですけど、まあまあしゃべれる方なので、テレビショッピングや実演販売士のイメージとかがあって、「やっぱり口がうまい方が有利ですよね」とか、「抑揚が大事ですか」とか、「声は高い方がいいですか」とか聞かれるんですけども、セールスするにあたって一番大事なことは「聞く」ということが絶対大事ですね。お客さまの話を「聞く」ということですね。ここが分かってないとうまくいかないと思います。

――

具体的に実践できるアドバイスはありますか。

尾藤

覚えておいてほしいこととしては「聞く」ということ、もう一つは僕らの業界だけだと思うんですけど、いわゆる実演販売をする上でセールストークのことを「たく」と呼ぶんですね。電卓の「卓」と書いて「卓(たく)を打つ」なんて言うんです。トークスクリプト(営業用の会話マニュアル)を作り上げる構成術の考え方で、昔の伝統芸能で能とか雅楽というものがありますけども、その中で使われている「序・破・急(じょ・は・きゅう)」という構成術があるんですが、それを使って僕らはセールストークを作るというのをやっていて、必ずこの順番が大事で、「序」と「破」が漫才で言うと「振り」と「ボケ」というか…で、必ず「回収」になっていてみたいな、全部ちゃんとリンクしていないと売れるものも売れないので、「しゃべる順番、何をどう伝えるかという順番はすごく大事だよ」というのは、間違いなくありますね。

――

「タイガー尾藤さんのような実演販売士になりたいです」という若者も多いと思いますが、そういう方々には何とアドバイスされますか。

尾藤

実演販売をやりたいとか、テレビショッピングに出てみたいという人はですね、とにかくやってみないと始まらないので…ダメだったらダメで次考えればいいと思いますので、やってみてうまくいけばものすごく他の営業職より稼げますし、まずはビビらずに、うまくいかなかったらどうしようとか、通じなかったらどうしようとか思わずに、ですね、思い切って「エイヤー」でやっちゃえば、あとは何とかなるよってお伝えしたいですね。

2030年、武道館での祝勝会へ:中小企業を元気にし、AIには真似できない絆を築く

――

最近ではAIの進歩が急速に進んでいて、ネット上でもAI実演販売士なんてものもすでに出現しています。AI実演販売士についてはどんな感想ですか。

尾藤

何年も前からAIの会社から「タイガーAI」を作ろうと言われていて、今までのパターンと間の取り方とか、声とか、全部記憶させて、あとは新商品が出るたびにそれにしゃべらせれば、もう寝ていても売上が入ってくるじゃないですか、とか言われてですね。5年ぐらい前だと、2億円ぐらい出せばとか言われていて、投資家さん集めますよとか言われたりしていて。今だったらもっとはるかに安い金額で作れたりするので、それはそれですごく面白いなと思っています。ただ営業職というのはすごく難しいところがあってですね、例えばインタビューや取材みたいな感じで、双方向でやっている状態だったら人間関係って作れるんですけど、動画とかいわゆる一方通行になると、これが途端に継続率が落ちるんですよね。やっぱり関係性がないとなると…。保険会社さんなんかでもテレビで通販をいっぱいやっているじゃないですか、それこそタレントさんや有名な方がやっていたりしますし、WEB動画でしたらきれいなお姉さんがしゃべっていたりするそうなんですが…契約を取れないわけじゃないですが、3カ月ぐらいで解約されちゃうというんですね。なので(営業において)人間関係ができていくというのはすごく大事で、この商品がほしいというのはもちろんあると思うんですけど、それよりも「アナタから買いたい」と言ってもらえるのが営業の醍醐味かなと思うんですよね。「ちょっと高いけどさ、もういいわ、あなたから買うわ」みたいな感じで言ってもらえるのが我々にとっての一番の誇りっていうんですか。「すみませんね、今度なんかサービスしますから…」とか言いながら…という感じで、ずっとそのお客さまとつながっていけるというのが最高の幸せなんじゃないかと思います。なんやかんや言って、新人のころもそうですし、何億稼いでも、結局お客さまから「ありがとうね」と言われるのが一番の励みというか、心の栄養だったりするので、そこの関係性はAIには作れないものだと思いますね。

――

ちなみにミュージシャンとしての活動は、今はどうされているのでしょう。音楽に対して、未練というか、やり残したことはないですか。

尾藤

(実演販売士を始めて忙しくて)大変になったからやめていたんですが、去年ちょっと復活したんですよ。それもただ復活するのも、もったいないというか、せっかくなのでタイガー尾藤を生かしてですね、飲食店で集客しずらい月曜とか火曜、事前に告知で「タイガー尾藤が来る」と、「1時間ビジネスセミナーをやります」と、「営業職とか経営者の方、お席確保してください!」みたいな。金額はお店が決めてくれていいですというふうにやって、例えば飲み食い付いて5000円みたいな感じで、20席みたいな、それで1時間ほどセールスにおいて大事なことをしゃべらせてもらって、皆さんお酒も入って温まってきた状態で、そこで歌わせてもらうという「ビジネスセミナー&ライブ」というのを去年やってですね、結構好評だったんですよ。飲食店さんからも「予約がすぐ埋まるんで、ほんとありがたいです」みたいな、「月曜日の閑古鳥の時に―」みたいな。それでヨコのつながりでいっぱい(仕事を)紹介されたんですけど、そしたら、無茶忙しくなっちゃって、「あらギター持っている日が結構多いのね」みたいになっちゃって。一旦、今、セーブしているところですね(笑い)。

――

セミナーや講演会を行った企業様、お客様からはどのような成果の声がありますか。

尾藤

たくさんあるんですけど、最近の話で言うと…インターネットの回線の営業の会社さんでお伝えさせてもらいまして、「全員が同じトークでしゃべれるように」といってやった結果ですね…僕も知らなかったんですけど、あの業界というのは11月が、毎年営業がへこむそうなんです。で、どうせ仕事が忙しくないからといって11月に呼ばれたんですね。で、11月からはこういうセールストークでいきましょうって、セールストークを作ってみんなでやろうとなってやったら、10月の売上を超えたんですね。で、その社長がビックリして…で、10月の売上を超えた11月の売上を、今度は12月さらに超えたんですね、で、1月はさらに超えてっていうふうに毎月1000万円ずつ上がっていったそうです。何よりすごかったのが、10年やっている人と、入って1カ月の人との売上が同じになったということで、「もうこれで営業部の人材のところで悩まなくてよくなった」って、すごくおっしゃっていましたね。

――

今年10月で50歳の節目を迎えられます。カリスマ実演販売士として、これからの目標を教えてください。

尾藤

セールストークの講座を長年やっておりまして、一番初め、キッカケはパナソニックさんで、オーブンレンジを日本一売ったというのがありまして、それ(コツ)を町の電気屋さんに教えてほしいというところから始まったんです。長年この「講座」という活動をさせてもらってきたんですが、一番必要なのは中小企業だなと思って、2019年から自分で集客して中小企業向けに始めて、やっぱり中小企業の方が、スピードが速くて、もう「明日からセールストークこれで行くぞ」となったら、営業部が「おぅ!」みたいになって動いてくださるし、結果が出るのも早いですし、僕自身は弟子のみんなにも手伝ってもらいながらですが、日本中の中小企業のですね、特にいい商品、いいコンテンツで、相場よりちょっと高いみたいなものを扱っている方にですね、どうしても日本人って職人気質で自分が言いたいことばっかり言っちゃうんで、「セールストークもこう変えたら、皆さんの商品も値下げしなくてもこう売れていくよ」みたいにですね、中小企業をどんどん元気にさせてですね、2030年にそういった、僕に触れてうまく経営が回り出したみたいな人たちを集めて、日本武道館でライブをやりたいと思っています(笑い)。祝勝会&ライブですね(笑い)。

――

最後に…このインタビューは講演会を企画しようとしている主催者様が、講師を選ぶ際に参考にしていただくためのインタビューです。タイガー尾藤さんが、タイガー尾藤さんを売るために実演販売するとしたら? のつもりで主催者様へご自身を「実演販売」(笑い)してください。

尾藤

改めてまして、実演販売士のタイガー尾藤と申します。そんなに見た目がいいわけでもないですし、こう見えても身長も163センチしかない、タイガー尾藤なんてプロレスラーみたいな名前なんですが、小さいんですが…ただ売上実績は本物です。よくある、なんか聞きかじってきたコンサルタントではなく、私はずっと現場に立ち、テレビに出て、自分自身が実際に売って、そして自分とは全然違う業種の方に一生懸命お伝えして、そして育てて、その方たちにも実績を出す、ということを使命としてずっとやってきました。これからもいろんな業界のセールストーク、売上、お困りのところに飛んでいってですね、一緒に汗かきながら「売れたよ」「良かったよ」と言って、またみんなと一緒に抱き合って泣く、これがタイガー尾藤の一番の幸せでございますので、是非一緒に泣きましょう! ありがとうございます!

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長時間にわたってありがとうございました。

タイガー尾藤 たいがーびとう

カリスマ実演販売士

埼玉県行田市、昭和51年10月生まれ。 2004年。「君、MC面白いからフライパン売ってみない?」という怪しい誘いに乗っかる。しかしその3ヶ月後にはTV通販大手QVCにて、フライパンの実演担当に抜擢。 2006年4時間で5400万円の売上記録を皮切りに様々な商品を実演し、2010年には3時間で1億2000万円。2011年には3時間で1億50...

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