保護者向け講演会の企画についてお悩みですか?
多くの自治体では、PTA活動等を通じて年1回程度の頻度で保護者向けの講演会を開催しているところが多いようです。PTA役員を中心に企画するケースも多く、企画やテーマ決め・講師の手配に悩む役員の方も少なくありません。
そこでこの記事では保護者向け講演会の開催を検討している方に向けて、講演会で気を付けることやおすすめのテーマをご紹介します。講師派遣NAVIに在籍しているおすすめの講師もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
保護者向け講演会で主催者が気を付けるポイントについて動画で紹介!
保護者向け講演会で主催者が気を付けたいこと
保護者を対象とした講演会で主催者が気を付けたいことは、以下の2つです。
- 保護者の子どもの年齢層を把握して講師と共有する
- 保護者を取り巻く環境も把握・共有する
それぞれについて、順番に解説していきます。
保護者の子どもの年齢層を把握して講師と共有する
保護者向けの講演会で重要なポイントは、講演会に参加する保護者の子どもの年齢層を把握して講師と共有することです。ここを忘れてしまうと講演会の内容がズレてしまい、参加者が困惑してしまいます。
保護者向けの講演会の場合、トーク内容は子育てに関することがほとんどです。子育てに関する悩みはその子どもの年齢によって変わるので、何歳の子どもを持つ保護者が多いのか?という情報は大変重要となります。
まず、保護者は以下の年齢の子どもを持っているケースが基本です。
- 幼稚園(または保育園やこども園)
- 小学校
- 中学校
- 高校
兄弟や姉妹がいる場合は、その子どもの年齢もなるべく詳細に把握しておきましょう。そして参加者情報をなるべく正確に集めて講師と共有しておき、講演内容のギャップを埋めておきます。
たとえば、主催者側と講師の間で子どもの年齢の共有が曖昧になっていて、講師の認識する対象者と実際の参加対象者に年齢差が生じた場合、参加した保護者は自身の子どもの話と重ね合わせることができず講演に集中できないまま講演会は失敗してしまうので、主催者は気を付ける必要があります。
小学生の子どもを持つ保護者の場合は、何年生の子どもの保護者なのか?複数の学年の保護者が混在しているのか?といったことを確認し、講師に伝えましょう。そうすると講師も聞き手をより理解できるので、より聞き手に響く内容で話すことができます。
保護者を取り巻く環境も把握・共有する
講演会にはさまざまな環境の保護者が参加します。例えば専業主婦の方や会社員の方、海外国籍の方、シングルマザーや再婚家庭などその要素は様々です。
主催者はなるべく保護者の環境も把握して、子どもの年齢と同じく講師と共有しておきましょう。
保護者の背景に対する理解が浅い状態だと、悪気がなくても参加している保護者に不快感を与えるリスクもあります。反対に保護者の環境を理解しておくと、講師はそれに沿った話ができるので、講演会の質がアップします。
保護者向け講演会でおすすめのテーマ5選
保護者向けの講演会テーマに悩んだら、以下の5つがおすすめです。
- アンガーマネジメント・感情のコントロール
- 子どもに自信とやる気を持たせる問いかけ方法
- 自己肯定感を伸ばす親子関係の構築方法
- 家族の愛・生きることへの意味
- 逆境への立ち向かい方
それぞれについて、順番に解説していきます。
1.アンガーマネジメント・感情のコントロール
子どもを持つ親は、日々子どもとの関わりでイライラしたり怒りを抱えたりすることも多いでしょう。コロナ禍における長い自粛期間では、子ども自身もストレスを抱え、親子で悩んでいるケースも少なくありません。
また幼児や反抗期の子どもを持つ親は、「ムダに怒ってしまった」「冷静に叱りたいのに感情をぶつけてしまう」と人知れず悩んでいるものです。
そんな保護者向けの講演会では、アンガーマネジメントや負の感情のコントロールをテーマとした講演会が注目されています。イライラしない親はいませんから、多くの保護者にとって興味のあるテーマの1つでしょう。
2.子どもに自信とやる気を持たせる問いかけ方法
子どもとの関わりの中では、「どうしたらいいと思う?」「何か手伝えることはある?」とプラスの声掛けをすることがポイントです。子どもの考えや気持ちを聞く姿勢を見せることで、子どもは「大切にされている」「愛されている」と自信を持ちます。
一方で「子どもをきちんとしつけなければいけない」「もっと勉強させなければいけない」と責任感を抱えている保護者は、つい子どもに対して命令や叱責、禁止する言葉を使いがちです。
このような声掛けが多いと子どもは自信ややる気を失い、結果として親が子どものやる気をつぶしてしまうケースがあります。そんな悩みを持つ保護者には、子どもへの問いかけ方法を解説するテーマに興味を持ってくれるでしょう。
3.自己肯定感を伸ばす親子関係の構築方法
ありのままの自分を受け入れて愛されることや「自分は価値のある人間だ」という自分に対する信頼感である「自己肯定感」は、ここ数年で重視されている感情の1つです。
いじめ防止や命の大切さを知ってもらうことで、自殺防止などにもつながります。
保護者が子どもだった時代には自己肯定感を重視する風潮は今ほどなく、「子どもの自己肯定感をどう高めたらいいかわからない」と悩む人も少なくありません。
多くの保護者が興味を持つテーマの1つであり、保護者向けの講演会演目としておすすめです。
4.家族の愛・生きることへの意味
思春期を迎えた子どもたちは、家族の愛や生きることへの意味に悩んでいる子も多いものです。そしてその子どもとどう関わればいいのか、どんな言葉をかけるべきか悩む親も少なくありません。
家族の愛や生きることの意味について考えさせられる講演テーマは、家族を持つ保護者は興味を持ってくれるでしょう。
5.逆境への立ち向かい方
パラアスリートやダイバーシティとして生き抜いている人を講師に招き、逆境への立ち向かい方をテーマにするケースも人気です。子どもや保護者自身が逆境の状況になったときどう立ち向かうべきかについて、講演を通して多くの気付きを得てくれるでしょう。
講師派遣NAVIでも、元パラアスリート選手やダイバーシティについて講演できる講師が多数在籍しております。
講師派遣NAVIおすすめ講師
講師派遣NAVIでは教育者やアスリートなど多くの講師が在籍しており、PTA主催の講演実績も豊富です。ここでは保護者向けの講演会におすすめの講師をご紹介しますので、興味を持たれた方は講師派遣NAVIまでお問合せください。
尾木直樹(尾木ママ・教育評論家)
公立中学校や高校の国語教師、さらに大学教育などに積極的に関わり、合計で44年間教壇に立つ尾木氏は、“尾木ママ”の愛称でTVにも多数の出演経験を持つ講師です。
自身が主催している臨床教育研究所「虹」では、所長として現場に密着した調査・研究に取り組んでいます。
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<尾木直樹(尾木ママ) 教育評論家、法政大学名誉教授、臨床教育研究所「虹」所長>
齋藤孝(明治大学教授)
教育学、身体論、コミュニケーション論を専門とする明治大学教授であり、『身体感覚を取り戻す』(NHK出版)で新潮学芸賞を受賞しています。
2001年に出した『声に出して読みたい日本語』はシリーズ260万のベストセラーとなり、日本語ブームを作った経験もあり、育児やコミュニケーション講演を得意とする講師です。
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<齋藤孝 明治大学教授>
菊地幸夫(弁護士)
中央大学法学部を卒業した弁護士で、現在は公益財団法人日本バレーボール協会監事も務めています。日本テレビ「行列のできる相談所」を始めTVへのレギュラー出演経験が豊富で、知名度の高い講師です。
弁護士業務の傍ら地元小学生のバレーボールチームの監督も務めるなど、子どもと積極的に関わっています。
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<菊地幸夫 弁護士>
さかなクン(東京海洋大学名誉博士・客員教授)
魚に関する豊富な知識や経験に裏付けされた軽快なトークで、TV出演経験が多数ある講師です。食育はもちろん、青少年教育やダイバーシティ、SDGsといったテーマにも対応しています。
2015年3月東京海洋大学名誉博士を授与、さらに海洋に関する普及・啓発活動の功績が認められ「海洋立国推進功労者」として内閣総理大臣賞を受賞しています。
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<さかなクン 東京海洋大学名誉博士・客員教授>
桑野里美(特定社会保険労務士・アンガーマネジメントコンサルタント)
アンガーマネジメントやペップトークを活用したコミュニケーションが得意で、人権問題やコミュニケーションといった多種多様な研修を実施しています。
2022年には一般社団法人ひとみらい共育LABOを設立し、「大人の発達障害と雇用社会」をテーマに発達障害の特性を雇用に活かす仕組みづくりを研究しています。
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<桑野里美 特定社会保険労務士>
高山直(株式会社EQ Founder&取締役会長)
1997年株式会社イー・キュー・ジャパンを設立し、「心の知能指数」を意味するEQ理論を日本で初めて紹介し、広めている講師です。EQ理論に基づいた「個人の自立と成長を支援する」プログラムを開発するなど、EQ事業に精力的に取り組んでいます。
テレビやラジオへの出演経験も多数あります。家族やダイバーシティ、学力向上といったテーマを得意としており、保護者向けの講演会におすすめの講師です。
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<高山直 株式会社EQ Founder&取締役会長>
中野信子(医学博士・東日本国際大学教授)
脳や心理学をテーマにした研究・執筆活動を精力的に行っており、科学の視点から人物や人間社会で起こりうる現象を読み解く語り口に定評があります。
フジテレビ「ホンマでっか!?TV」「Mrサンデー」への出演経験もありわかりやすい解説を得意としておりメディアでも人気の講師です。
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<中野信子 脳科学者、医学博士、認知科学者、東日本国際大学教授>
浅尾美和(元ビーチバレーボール選手)
元ビーチバレー選手であり、その美貌から「ビーチの妖精」と呼ばれるなどビーチバレーボール界のアイドルとなった浅尾氏。国内ツアーでは7度の準優勝、08年全日本女子と09年ビーチバレージャパンでは優勝経験を持っています。
12年に引退後は13年に一般男性と結婚しており、現在は2児の母として子育てもしています。現役ママとして、元気になるお話を聴かせてくれる講師です。
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<浅尾美和 元ビーチバレーボール選手>
奥村武博(公認会計士、元阪神タイガース投手)
阪神タイガース投手から公認会計士へのデュアルキャリアを持つ講師です。公認会計士という難関資格を取得した異色の経歴はプロ野球初であり、現在は公認会計士として都内のオフィスに勤務しています。
元スポーツ選手のセカンドキャリア支援に強い関心を持っており、自身が築いてきたキャリアや経験を元に、保護者に向けた講演ができる講師です。
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<奥村武博 公認会計士、元阪神タイガース投手>
宮本慎也(野球評論家)
元ヤクルト選手の宮本氏は、小3で野球をはじめて大阪・PL学園高校2年の夏に甲子園で優勝経験を持っています。94年のドラフト2位でヤクルト入りを果たしました。
2013年に引退しており、ゴールデングラブ賞10回、ベストナイン1回と高い実績を上げています。18年~19年にはヤクルトの1郡ヘッドコーチも務めており、指導者目線の講演も得意とする講師です。
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<宮本慎也 野球評論家>
まとめ
保護者向けの講演会を主宰する方に向けて、主催者が気を付けたいことやおすすめのテーマ、講師についてご紹介しました。この記事をまとめます。
- 保護者向けの講演会では、子どもの年齢層についてなるべく詳細に確認する
- 保護者向けの講演会では、アンガーマネジメントや自己肯定感といったテーマが人気
- 講師の選び方としては、教育者やアスリートなど子どもとの関わりが多い人がおすすめ
PTAが主催となって開催することが多い保護者向けの講演会。主催する役員の方の経験が少ないと、テーマや講師について悩んでしまうものです。
日刊スポーツが提供する講師派遣NAVIなら、講演会までに必要な作業や準備について、講演会のプロが万全にサポートいたします。
興味がある方は、ぜひお気軽にお問合せください。
日刊スポーツ
講師派遣NAVI事務局
講師紹介のWEBサイト「講師派遣ナビ」の事務局を運営し、講演依頼サービス事業を行っています。 講演会・セミナー・スポーツ教室など、当社で培ったノウハウとネットワークより、ご要望にあった講師を紹介・サポートさせていただきます。