奥村武博
おくむらたけひろ
公認会計士、元阪神タイガース投手
プロフィール
1979年7月17日、岐阜県生まれ。土岐商3年夏の岐阜大会では、決勝で県岐阜商に敗れ甲子園出場を逃す。
日商簿記検定2級合格が公式戦出場の条件となっていたため、試合に出たい一心で2年時にこれを取得。3年秋の97年ドラフト6位で阪神に入団した。同期に1位中谷仁(智弁和歌山)、2位井川慶(水戸商)、4位坪井智哉(東芝)らがいる。入団後は1軍戦登板のないまま、01年限りで現役引退。02年のみ打撃投手を務め、同年オフ退団。
バーやホテルの調理場勤務など、飲食業界で働く。その後、高校時代に手にした資格を生かそうと、「三大国家資格」である難関の公認会計士受験を決意。アルバイトで生計を立て、07年から同試験の予備校に勤務し受付などを担当。13年11月にやっとの思いで資格を取得し、元プロ野球選手としては初めての快挙だった。
現在は公認会計士として株式会社オフィス921(東京都)に勤務し、一般社団法人アスリートデュアルキャリア推進機構の代表理事も務めている。阪神退団後の厳しい経験を踏まえ、元スポーツ選手のセカンドキャリア支援に強い関心を持つ。
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