「セミナーを自社で開催することになったが、何から始めたら良いかわからない」
「セミナー集客で効率の良い方法を知りたい」
「セミナー集客で失敗したくない」
そのように悩まれている企業担当者様へ、このコラムでは、
・セミナー集客に必要な「マーケティング思考」
・5つのセミナー集客方法と注意点
についてお伝えします。
セミナー集客で失敗したくない担当者様は、ぜひ最後までお読みください。
- 目次
セミナー集客に必要なマーケティング思考とは?ポータルサイトを有効活用
セミナー集客に必要な「マーケティング思考」
セミナー集客は闇雲にしても成功しません。考えずに集客方法をマネしただけでは、「ほとんど人が集まらないなあ~」という結果にもなりかねません。
セミナー集客に必要なのは「マーケティング思考」です。
具体的には、
- ターゲット:どんな人に聴いてもらうか?
- 目的:〇〇をテーマに△△の現状を分かりやすく参加者に伝える
- 目標:参加者集客300名、セミナーによる売り上げを〇〇万円にする
上記をイメージできるくらい明確にしてから実際のセミナー集客に入りましょう。
なぜなら、ターゲット・目的・目標を明確にすることで、使うべきセミナー集客の方法が絞られ、効率的に集客できるからです。
ターゲット(集客したい人) | 40代のビジネスパーソン | 60代のシニア世代 |
セミナーの目的 | 部下の育成方法を伝える | 健康に良い運動習慣について伝える |
集客人数の目標 | 300人 | 30人 |
セミナー集客の方法 | ・インターネット広告 ・SNS |
・チラシ ・ポスター |
例えば、ターゲットが40代のビジネスパーソンで、オンラインで300名集客しなければならないならば、集客方法の手段は、インターネット広告やSNSが適当かもしれません。
また、ターゲットが60代のシニア世代ならば、集客方法はチラシやポスターも有効かもしれません。
このように、セミナー集客方法はセミナーのターゲット・目的・目標で変わってきます。
まずは、マーケティング思考になって、あなたのセミナーのターゲット・目的・目標を具体的にすることが、セミナー集客で失敗しない前提条件と言えるでしょう。
5つのセミナー集客方法と注意点
上述したセミナーの「ターゲット・目的・目標」を明確にしたら、次にセミナー集客を具体的に行います。
よく使われるセミナー集客の方法と、失敗を避けるための注意点を以下に解説します。
セミナーポータルサイトへの登録
セミナーポータルサイトとは、あなたのセミナーの告知や宣伝・集客ができる情報掲載サイトです。
セミナーポータルサイトの種類は数多いので、セミナーの内容やターゲットの属性によって告知するポータルサイトを使い分けるのがコツです。
- セミナーズ
- こくちーず
- ストアカ(ストリート・アカデミー)
- Peatix(ピーティックス)
- TECH PLAY(テックプレイ)
など上記以外にも多く存在します。
一般的なセミナー集客には「セミナーズ」、IT系のセミナー集客には「TECH PLAY」というように、それぞれのセミナーポータルサイトが強い分野があるので、あなたが集客したいセミナー内容・目的にあったポータルサイトを使うようにしましょう。
無料で告知・掲載も可能なサイトもありますが、有料で掲載すると、より集客に有利な条件で宣伝もできますので上手く使いましょう。
あなたのセミナーの目的やターゲットに合っていないポータルサイトに掲載してしまうと、ほとんど集客できません。集客したい属性に合ったポータルサイトを選びましょう。
自社サイト・ブログでの告知
自社サイトを運営している場合は、記事内にセミナーの告知バナーを設置したり、セミナーに関する記事を書いたりすることでアピールが可能です。
ただし、自社サイトにある程度の集客(アクセス)が見込める状態でなければ、そもそも集客自体が困難になるかもしれません。
サイトへのアクセスが多いか少ないかを調べる方法は、Googleアナリティクスなどのアクセス解析で、サイトへのアクセス数を調べるのが一般的です。
そもそもサイトへのアクセスが1日に100人にも満たない場合は、他の集客方法も考えたほうが良いでしょう。貴社のサイトに直近1ヶ月でどれくらいのアクセスがあるか、Gooleアナリティクスなどのツールを使って調べてみましょう。
SNSでのセミナー集客
自社や個人でSNSを使っているなら、集客に利用しても良いでしょう。
- TikTok
- LINE
ただし、上記のようなSNSツールを使うにしても、フォロワーや友達がほとんどいない場合は、集客効果を見込むことがほぼできないでしょう。
一方、フォロワーや友達が少ない場合でも、SNS上で「広告」を行うことは可能です。
例えば、Twitter広告やFacebook広告をすることで、TwitterユーザーやFacebookユーザーにセミナー案内を宣伝することができます。
多くのSNS広告は、ユーザーの属性(年齢、エリア、興味関心等)を絞って広告配信が可能なので、ターゲットを絞って効率的にセミナーをアピールすることが可能です。
SNSメディア | メインユーザー層の年代 |
20代~40代 | |
30代~40代 | |
20代 | |
TikTok | 10~20代 |
LINE | 40~50代 |
SNSの種類によって、利用者数やユーザーの年代層が異なります。Twitterは20代ユーザーが多く、Facebookは40代ユーザーが多いです。それぞれのユーザー特性を考慮して広告出稿しましょう。
Web広告でのセミナー集客
各種Web広告を出稿することで、自社サイトにアクセスを集め、セミナー集客が期待できる場合もあります。
先述のSNS上での広告も「Web広告」の一種です。ここでは、SNS広告以外の、主なWeb広告の種類と概要を以下にまとめているので、参考にしてください。
- リスティング広告
- バナー広告
リスティング広告
ユーザーの検索ワードに応じて表示される広告で、広告がクリックされると、指定したウェブページにジャンプします。クリックされるごとに広告費が課金されます。Google広告やYahoo広告があります。
バナー広告
画像・動画などを活用してメディア上での宣伝を行う広告です。広告がクリックされると、指定したウェブページにジャンプします。クリックされるごとに広告費が課金されます。リスティング広告同様、Google広告やYahoo広告があります。
一般的には、リスティング広告の1クリックあたりの課金が「高い」場合もあるので要注意です。例えば「スポーツ セミナー」で検索されてクリックされると、1クリックごとに最高で約100円~300円の広告費(クリック課金)がかかります。このクリック課金は、競合の広告出稿状況や、キーワード等によって変動します。
使った広告費に対して、期待していた集客ができているかどうかを常に見ておかないと、費用対効果が合わない場合もあります。また、リスティング広告の運用は、素人が行うには設定が難しく、時間がかかる場合もあるので注意が必要です。
チラシ、ポスター、FAX-DM
チラシやポスター、FAX-DMは、対象者の手に直接届けられる紙媒体です。
リアルセミナーとオンラインセミナーでは、ターゲット層が異なることもあるでしょう。
例えば高齢者向けのリアルセミナーであれば、オンライン媒体で集客するよりも、リアル媒体(チラシ、ポスター、FAX-DM等)を活用する方がおすすめです。
チラシやポスターは、一度印刷してしまうと内容修正が難しい場合が多いです。チラシやポスターの内容は、読む人に伝わりやすいように、キャッチコピーやセミナーテーマなどを何度も練り直して準備しましょう。
下記の記事も参考にしてください。
→ 集客に強いオンラインセミナーのチラシとは?チラシと併せて実施したい手段も紹介
セミナー集客のスケジュールは綿密に立てる
セミナーのターゲットと目的、目標を明確にしたうえで、開催日を含めたスケジュールを具体化しましょう。
開催日ギリギリになって準備をしていては、当然間に合いません。
SNS広告・Web広告は、広告立案から広告設定、広告の審査期間を含めると、最短でも2週間の準備期間が必要になってくるでしょう。
セミナーの内容や顧客数によって準備期間は変動しますが、遅くとも1ヶ月前には集客を開始しておかないと間に合わないかもしれません。そのための広告準備は、セミナー開催日の1ヶ月半~2か月前には開始することをおすすめします。
まとめ
日刊スポーツ
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