【例文あり】講演会の終わりの挨拶はどうする?スムーズに進めるポイントも紹介
「講演会の終わりの挨拶は何を言えばいいの?」
「花束贈呈やアンケートのお願いはいつすればいいの?」
とお悩みの方へ。
講演会の終了時に欠かせない終わりの挨拶。この挨拶までの流れをスマートに行えるかどうかで、セミナーの完成度が変わるといっても過言ではありません。
「何を話そう?」と悩みがちですが、事前に段取りを決めて台本を準備しておけば大丈夫です。講師に花束を渡すのか?終わりの挨拶で役職者から謝辞を述べてもらうのか?などの細かいことを決め、そのシーンに合ったセリフを準備しておきましょう。
この記事では講演会の終わりの挨拶について、3つのシーン別に終わりの挨拶の例文と閉会時に気を付けたいポイントをご紹介します。オンライン・リアル別で例文をご用意しましたので、ぜひ台本作りの参考になさってください。
- 目次
講演会終わりの挨拶について概要を動画で紹介!
状況別:講演会の終わりの挨拶事例3選
3つのシーン別に、講演会の終わりの挨拶の例文をご紹介します。花束贈呈や役職者から講師に向けての謝辞を述べる場合も例文もご用意しましたので、必要な部分を組み合わせて自由にご活用ください。
1.社内向けセミナー
本日は○○先生、ご登壇誠にありがとうございました。これにて、閉会の挨拶とさせていただきます。」
・オンラインの場合
セミナー終了後に画面にアンケートが表示されますので、各自ご回答をお願いします。
・リアルの場合
お手元の資料にアンケート用紙がありますので、ご記入をお願いいたします。用紙は席に置いたままで結構ですので、記入後順次ご退席ください。
花束贈呈を行う場合
参加者のみなさんも、ぜひ感謝の気持ちを込めて拍手をお願いいたします。」
※リアルのセミナーの場合、花束贈呈時に拍手を求めるケースが一般的です。しかしオンラインセミナーの場合は拍手を求めないケースが多いため、呼びかける必要はありません。
役職者へ挨拶をお願いする場合
2.一般向けセミナー
・オンラインの場合
「最後に弊社からアンケートのご案内でございます。セミナー終了後に画面にアンケートが表示されますので、大変お手数ですが、ご回答をお願いいたします。
大変お手数ですが、セミナーの品質向上のための参考とさせていただきますのでご協力のほどお願いいたします。アンケートの回答が終わった方から、画面○○部にある[退出]ボタンよりご退出くださいませ。」
・リアルの場合
「最後に弊社からアンケートのご案内でございます。お手元の資料にアンケート用紙がございますので、大変お手数ですがご回答をお願いいたします。用紙はお席に置いたままで構いませんので、ご記入が終わった方からご退出くださいませ。
大変お手数ですが、セミナーの品質向上のための参考とさせていただきますのでご協力のほどお願いいたします。」
花束贈呈を行う場合
参加者の皆様も、ぜひ感謝の気持ちを込めて拍手をお願いいたします。」
※リアルのセミナーの場合、花束贈呈時に拍手を求めるケースが一般的です。しかしオンラインセミナーの場合は拍手を求めないケースが多いため、呼びかける必要はありません。
役職者へ挨拶をお願いする場合
3.トークショー+スポーツ教室(リアル講演会)
この後は講師の○○先生によるスポーツ教室を開催します。参加者の皆様は(会場名)までご移動をお願いいたします。
なお、こちらの会場は『○:○○(時間)』にて完全クローズとなります。恐縮でございますが、それまでにご退席いただけますようお願い申し上げます。
本日は、『(トークショータイトル)』にご参加いただきまして誠にありがとうございました!」
スポーツ選手をはじめ著名な講師を招いたトークショーは、小学生や中学生といった子どもの参加者が多いケースもあります。
中学生がメインの場合は、上記の終わりの挨拶や花束贈呈といった司会を中学生たちで行う場合も多く、子どもたちが主体となって挨拶を考えるケースが多いです。
しかし小学生がメインの場合、司会は主催者など大人が行うケースが一般的です。主催者は、参加者の年代に合わせて段取りを考えていきましょう。
花束贈呈を行う場合
・参加者が子どもメインの場合
参加しているみんなも、○○先生に元気な声で「ありがとうございました」とご挨拶しましょう!せーの!『ありがとうございました』
役職者へ挨拶をお願いする場合
有名人を招いた特別行事や集客イベントなどで人気の「トークショー」について、講師への出演依頼をするコツやトークショーで人気の講師、成功事例をまとめた記事もおすすめです →
【トークショーと講演会の違いとは|おすすめ講師と3つの依頼ポイント】
講演会の終わりの挨拶で主催者が知っておきたい4つのポイント
講演会の終わりの挨拶をスマートに進めるために、主催者は以下の4つのポイントを押さえておきましょう。
- 終わりの挨拶は誰が述べるのか?
- 2.終わりの挨拶で取り入れるべき要素
- 3.ボリュームの目安
- 4.講演会終了時の段取りも打ち合わせておく
それぞれについて、順番に解説します。
1.終わりの挨拶は誰が述べるのか?
終わりの挨拶でまず決めるべきことは、誰が締めの挨拶を行うか?という点です。
- 主催者(司会)
- 講師
- 主催している企業の役職者
講演会で終わりの挨拶を行う人は、上記3つのパターンが一般的です。講師が一通り講演を行ってそのまま終わりの挨拶で締める場合もあれば、講師への謝辞を兼ねて企業の役職者が担当する場合もあります。
誰が終わりの挨拶を担当するかは講演会の内容や企業の意向などで変わるので、事前に必ず決めておきましょう。
2.終わりの挨拶で取り入れるべき要素
- 以上で講演会が終了すること
- 講師への感謝
- 参加者への感謝
- アンケートのお願い(司会から依頼)
終わりの挨拶では、上記4つを必ず押さえましょう。もし時間が余って終わりの挨拶を少し長めにした方がよい場合は、
- 講演会の内容の振り返り
- 講演内容における今後の展望
などを盛り込むのもおすすめです。
3.ボリュームの目安
講演会の終わりの挨拶のボリュームは、一般的な目安として700~900文字程度とされています。しかしこの文字数にこだわる必要はなく、前述した必要な項目を盛り込んでいれば問題ありません。
講演会は、指定時間通りに終わらせることが望ましいとされています。講演会が長くなった・想定より早く終了してしまったという場合に備え、短い挨拶、長い挨拶と2つのセリフを準備できればベストです。
4.講演会終了時の段取りも打ち合わせておく
終わりの挨拶を含めた講演会終了時の段取りについては、開演時よりも綿密に決めていない主催者が少なくありません。
特にオンラインセミナーでは、終わりの挨拶も終了して講師の出番が完全に終わっているのに画面に映ったまま…というケースが散見されます。避けるべき、とまではいきませんが、講師が画面に映ったまま事務連絡などが始まるのはスムーズとはいえません。
オンラインセミナーで司会者・参加者・講師それぞれが別の拠点から参加している場合は、講師の出番が終わったら、一旦講師にカメラもマイクも切ってもらい、画面から完全にフェードアウトしてもらう方法がベストです。
- 終わりの挨拶で講演会を締める
- 講師にお礼を述べる(司会者・または役職者)
- 講師はカメラもマイクも切って、画面上完全に退出する
- 司会者がアンケートや退出方法などの事務連絡を行う
- 参加者が全員退出する
- 講師にカメラとマイクと再びONにしてもらい、主催者や関係者だけの内輪の話を行う
上記のような流れだと、出番が終わった講師が画面に残り続けるといったことがありません。オンラインセミナーの終了時の段取りをスムーズに行いたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
講演会の終わりの挨拶について、シーン別の例文やスマートに進めるポイントを解説しました。この記事をまとめます。
- 終わりの挨拶は、講師・司会・役職者などが担当するケースが多い
- 終わりの挨拶では、花束贈呈・役職者の謝辞などの段取りも考慮してセリフを考える
- 講演会終了時は、各出演者が退出するタイミングも決めておくとスマート
プロに司会を依頼することもできますので、自分たちで実施するのは難しいと悩まれている場合は、ぜひ一度相談されてはいかがでしょうか。
日刊スポーツの「講師派遣NAVI」では、講演会の講師だけでなく、司会のご紹介も行っています。ぜひお気軽にお問い合わせください。
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