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樋口隆則

ひぐちたかのり

俳優、脚本家、映画監督

樋口隆則

プロフィール

プロレスのレフェリーであるジョー樋口の息子として大阪府で生まれ、横浜で幼少期を過ごす。1977年渡米し、ハワイ大学で語学研修後、NY市立大学医学部心理学科に入学。3年目で中退。その後、演劇の名門であるNYネイバーフッド・プレイハウスに入学し、相手との対話力や現在のコーチングの始祖と言われるサンフォード・マイズナーの直弟子となる。
帰国後、故・樹木希林に見初められ樹木希林事務所に入り、日本芸能界で仕事を始めるが、アメリカとのやり方の違いなどを感じ、芸能界を即引退。築地でマグロを運ぶことを選択。しかし、父・ジョー樋口に「マグロ運ぶのが悪いとは言わない。でもお前、アメリカまで行って何してんの?」と言われ、芸能界復帰を決め、劇団オーディションに合格。「演劇集団 円」にて、故・岸田今日子の相手役など数々の主役を務める。退団後はTV・映画に活躍の場を変え、仮面ライダーアナザーアギト(木野薫)役を史上最年長ライダー(当時)として好演した。

還暦を迎えた2018年には、美輪明宏の相手役として「愛の讃歌」で世界チャンピオンのボクサー・マルセル役を好演。また、50歳を超えた時から「第一の人生の集大成」と「第二の人生」へシフトし、クリエイターとして佐々木希主演映画「縁 ~ The Bride of IZUMO」脚本を担当、アイドル仮面女子映画「桜散れども」新人監督賞を還暦手前で受賞。
体を鍛えるべく始めた柔術では、35歳以上青帯の部で世界チャンピオンを最年長で幾度も果たしている。また、僧侶の修行を経て、浄土真宗東本願寺派の僧侶となり、上級心理カウンセラーの資格も取得。人が「よりよく生きる」ために必要な人生の知恵と「老いを成熟に変える脱力体操」等、様々な方面からアプローチする講演を全国で行っている。
さらに亡き父への追悼と日本の男を元気づけたい思いで2018年プロレスデビューを果たし、還暦を超えてから、自身が監督をつとめた短編映画でマイアミ国際SF映画祭観客賞を受賞し、日本の若手に海外でも戦える演技術を指導をしている。

講演テーマ例

  • 緊張を超える護身術(緊張からの解放)
    緊張の源は自意識です。「人が自分のことをどう思っているか」「どうジャッジメントしてくるか」等、自分に意識を向けている限り、緊張からは解放されません。この思考回路から逃れる唯一の方法が、意識(focus)を他者に向けることです。「他者への集中」こそが自身を緊張から解き放ってくれるのです。意識が自分から離れ、相手から発せられる行動を読み取ることへの集中が高まれば、営業もプレゼンも怖くありません。
    演技トレーニングとして世界的に有名な「レペティション」という俳優トレーニング法を紹介しながら、緊張のメカニズムを解き、各人の能力を発揮し高い集中へ誘う方法論を紹介、実践します。1セッションでも理解、実感できる明快なトレーニング法です。
  • Reborn〜還暦からの再誕生
    「第二の人生を楽しむと言ってもどのように?」と思ったことはありませんか?答えは簡単。「比較からの逸脱」です。だって「答えを知る者は自分だけ」なのですから。現代は相対的な社会です。隣との比較に勝ち続けることが成功につながるのが現代社会の成功と言われます。必死に成功と失敗を繰り返してきた苦しい第一の人生は40歳でも終わらせていいんです。あなたにしかできない新たな役割を見つけること、それこそが新たな人生=第二の人生の始まりです。比較とコンプレックスと成功への思い込みを超えることこそが第二の人生を楽しむ再誕生です。身心一如、体と心は表裏一体。
    自身の経験談に加え、呼吸法を始め、東洋的な身体の使い方をシンプルに優しく紐解き、生活の一部になるエクササイズをお伝えし、ストレス続きだった人生をゆっくりと変えていけるようなレクチャーを行います。
  • 意志の力
    「相手の演技」を読み取ると、相手が求めていることがわかります。営業においても、プレゼンにおいても、主張を通すためには、相手の演技=相手の真意を見抜く力が必要です。同様に、企画を作成する時にも会社の利益と社会のニーズという両者の空気、その流れを読み取る力が必要です。ロシアを経てアメリカで開発された演技トレーニングを基に、「相手の行動・演技・空気」を見抜き主張を通す「強い意志の力」を育てるレクチャーとエクササイズの実践をします。また、成功につきまとう『継続の意志力』は、自分一人でやれるものではありません。いつでも他者と社会との相対性の中から継続しようという意志の力は生まれるのです。
    自分一人で頑張るのは辛いけれど、状況に助けてもらうことを知り、継続する意志の強さも学べるレクチャーを行います。

主な講演実績

活動実績

1977年 ハワイ大学の留学生コースにて英語習得につとめるが、ハワイの穏やかで自然豊かな環境下では若い自分は駄目になると判断、当初の予定を大幅に繰り上げニューヨークに移住。

1978年 NY市立大学心理学科入学。3年目、専攻変更後中退。後、演劇学校の名門であるネイバーフッド・プレイハウスに入学し、俳優業に転向。コーチングの始祖とされるサンフォード・マイズナーの直弟子となり、「Repetitin」を学ぶ。これが現在の「緊張からの解放」の基軸となり、長年の研究対象となる。

1982年 帰国後、故樹木希林女史の事務所に所属。アメリカ帰りの鼻っ柱の強さを、女史に散々叩かれ、教育される。数年を経て、日本芸能界に辟易し、俳優業そのものを引退。

1985年 築地に勤めてマグロを運ぶ数年間。暗中模索の日々。著名なプロレスレフェリーであった父・ジョー樋口の「マグロを運ぶのが悪いとは言わない、でも、大金かけてアメリカまで行って何をしてるんだ?」という一言で再チャレンジを決意する。

1987 年 30歳真近にして演劇集団 円 入団。故岸田今日子女史の相手役(『欲望という名の電車』スタンリー役)を始め、数々の主役を演じ、再びTV・映画の世界へ。「緊張」を強いられるオーディション、「自己の営業・プレゼンテーション」と戦う日々が続く中、「緊張からの解放」の実践・研究を続け、仕事を獲得し続ける。

1993年 デビット・リンチ監督のジョージア缶コーヒー・ツインピークス編の主役に抜擢。一躍時の人となり、数々のCFに出演。同時期にハリウッドのキャスティング・ディレクターである奈良橋陽子氏の演劇学校(卒業生はオダギリジョー等)にヘッドコーチとして就任。俳優のトレーニングや学校の運営に関わる。後、自身でも演技道場を設立し、日本人俳優の演技力向上に貢献する日々が始まる。

2002 年 仮面ライダー・アナザーアギト 史上最年長ライダーとして人気を博し、連続ドラマの主演、舞台では美輪明宏氏や坂東玉三郎氏の相手役を長年にわたり務めることとなる。

2006年  50歳手前から「第二の人生」へシフトし、より良く生きるために必要な資本である体を鍛えなおすために柔術を始め、長年続けてきた呼吸法と、緩める体操で心身の蘇生を行い、35歳以上青帯の部の史上最年長世界チャンピオンを幾度も達成。ここから第二の人生(脱力という力)と、第一の人生の集大成(緊張からの解放)が始まる。

2011年  50代でハリウッド映画「終戦のエンペラー」出演。ボリウッド映画「探偵バンキッシュ」出演。現地インドで大ヒット映画となる。

2014年 第一の人生の集大成として移行したクリエイター業では、56歳にして、初のメジャー映画脚本家デビュー。「恋する惑星」ウォン・カーウァイ監督作品で撮影監督、有名映画祭審査員も務めるクリストファー・ドイル氏撮影監督の映画「縁 The Bride of IZUMO」(佐々木希主演)の脚本を担当。

2016年 58歳にして、映画「桜散れども」で、新人映画監督賞を受賞。中国のネットドラマ「謎迷」出演(2019年公開予定)。
柔術に合わせて中国武術や居合により東洋的身体技法への研鑽に日々務めながら、震災などで悩む人々へ何か自分にできることがないかと模索し続け、東京国際仏教塾にて得度し浄土真宗の僧侶資格を得、仏教思想、演技術、様々な視点から日本各地で講演を行う。法名 「釈 趙瑛」。

2018年 「緊張」についての研究を続けるうち、JADP認定心理カウンセラー資格所得。還暦の歳に、美輪明宏氏の舞台「愛の讃歌」に復帰し、世界チャンピオンボクサーのマルセル・セルダン役を60歳とは思えない身体で演じる。更に還暦を迎えた今秋、亡き父の供養としてプロレスラー・デビューを果たした。

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