中山剛

プロフィール

1975年兵庫県姫路市に生まれ、小学校３年生からサッカーを始める。兵庫県立姫路工業高等学校卒業後には、単身米国へのコーチ留学を経験。姫路市の少年サッカーチーム「英賀保サッカークラブ」で指導をはじめ、 少年サッカーの姫路市選抜や西播磨選抜での指導を経験後、2005年にはろう者サッカー選手との出会いをきっかけに、デフサッカーやデフリンピックを知り、ろう者サッカー協会技術副委員長を経て、2013年9月より日本ろう者サッカー協会デフサッカー男子日本代表監督に就任。
2017年7月には、トルコのサムスンで開催された「第23回夏季デフリンピック競技大会」において、出場した過去３大会で予選突破はおろか勝利すらなかった日本代表チームを率いて、前回大会準優勝の強豪ウクライナに勝利するなど、予選リーグ突破あと一歩のところで敗退したものの、過去最高成績の1勝1分1敗の結果を残し、日本代表を世界の強豪国と対等に渡り合えるチームへと成長させた。
デフリンピック終了後は代表監督を退任。翌年には世界でメダルを取るために結成されたアンダーの世代別の代表チーム「デフサッカーU-23男子日本代表チーム」の、記念すべき最初の監督に就任。優れた人間性で選手やスタッフからの信頼も厚く、現在はパラフットボール全体の普及・発展・認知度向上のため「パラフットボールフェスティバル」開催、講演活動や障がい者サッカー体験教室などを行っている。学生と障がい者と社会人が一緒のチームとして活動する、姫路大学サッカー部の監督を務める。