オンライン講演会とは
オンライン講演を何から始めればよいか、
講師派遣ナビではオンライン講演について詳しくご説明いたします。
オンラインで講演を行うにあたり、
これまでの講演とは
具体的に何が違うのか!?
社会全般のオンライン化に伴い、「オンライン講演」「ウェビナー」「オンラインセミナー」の普及が加速してきました。パソコンなどの電子機器を使用するため、どこからでも参加することができる利便性から注目を集めています。
また昨今は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため「3つの密」を避ける方法として需要が高まっています。
オンラインで講演を行うにあたり、これまでの講演とは具体的に何が違うのか、メリット・デメリットなどについて、皆様からいただくよくあるご質問もあわせてお伝えします。
1. はじめに
「オンライン講演」/「ウェビナー」について
学びましょう。
インターネットを利用してオンラインで行う講演会やセミナー、研修会のことです。
ウェビナーはWeb(ウェブ)とSeminar(セミナー)を組み合わせた造語で、海外でも使われています。
ほかにも「オンラインセミナー」「Webセミナー」などとも言われます。パソコンやタブレット、スマホなどの電子デバイスがあれば誰でも、
どこからでも参加できるので、移動時間や会場の手配などの手間が省け、気軽に講演会を開くことができます。
Q オンライン講演にはどのような配信形式がありますか?
オンライン講演会の配信形式には大きく分けてライブ配信とオンデマンド配信の2種類があります。2種類の形式をそれぞれ簡単にご説明します。
ライブ配信
リアルタイムで行うセミナーです。リアルタイムの良さは、講師・配信側と参加者側で相互のやり取り(音声発信、アンケートやチャット機能などを使用)ができることです。配信側は参加者の反応を見ながら柔軟に進行を変えていくなど、配信者側の自由度や工夫が増すものです。参加者は配信側と直接的なやり取りがあると、参加意識が高まり、さらに深い学びを期待することができます。
オンデマンド配信
事前に録画・編集をした動画を配信するセミナーです。参加者は配信側が設定した条件の中で、自分の都合に合った時間に視聴することができます。ライブ配信のようにチャットなどを通した直接的なコミュニケーションを取ることはできませんが、繰り返し見ることができるので、納得するまで何度も動画を見て学習できます。
Q オンライン講演では、講師はどこで話すのですか?
講師の拠点(自宅やオフィス等)から出演するケースや、講師の拠点に近いスタジオ等の施設を使用するという方法もあります。また、参加者の一部が集まった会場に講師が足を運んで講演を行い、他の場所にいる参加者にリモート中継するというケースもあります。
Q 参加者はどこで聴講するのですか?
開催形式によりますが、それぞれの参加者が自宅やオフィスなどで各自の端末で聴講するケースのほか、いくつかの拠点に分散して集まり、各会場のモニターへリモート中継された映像を視聴するという方法も考えられます。参加者が同じ場所に集まらない場合は、会場の手配が不要になるなどのメリットがあります。
2. 準備をしましょう!
オンライン講演会を開くために大きく分けて4つのものが必要になります。
- ① 配信ツール
- ② パソコン、タブレット、携帯などの
電子デバイス - ③ カメラ、マイク
- ④ 安定したインターネット環境
① 配信ツール
「Zoom」「コクリポ」「Googleハングアウト」など、様々なサービスがあります。
それぞれ料金プランや特徴が違うため、使用の用途や開催規模に合わせて選んでください。
講師がどのツールを使い慣れているかといったことも参考になります。
② パソコン、タブレット、携帯などの電子デバイス
お仕事でご利用いただいているパソコンであれば全く問題ありませんのでご安心ください。
また、タブレット・携帯でも視聴可能な配信ツールはたくさんあります。
③ カメラ、マイク
参加者の顔出し等が必要のない形式では、参加者側は準備しなくてもいいですが、講師・配信側は必ず必要になります。
パソコンなどの電子デバイスにカメラなどが内蔵されている場合は、それを使用できますが、内臓されていない場合は別途、外付けタイプを用意しておきましょう。
また、画質や音質をより上げたいときも外付けのカメラやマイクが有効です。
いずれも、特殊なタイプを買う必要はありませんが、あらかじめ映り方や声の入り方をテストして問題ないかテストしておきましょう。
④ 安定的なインターネット環境
配信側、参加者側ともに安定したインターネット環境を準備しておきましょう。
心配な方は各配信ツールで推奨される回線速度をチェックしておくと良いでしょう。
Q Zoomを使用する場合は参加者の顔は見えるのですか?
Zoomで開催する際の機能として「ミーティング」と「ウェビナー」の2種類があります。
ミーティング形式は、ビデオ会議ツールのため参加者一覧を全員が見ることができて、各参加者がカメラをオフにしなければそれぞれの顔が見えることになります。一方、ウェビナー方式では参加者の顔が見えることは一切ありません。「ミーティング」と「ウェビナー」は料金プランも違うため、用途に応じてZoom公式サイトから調べてみてください。
Q 配信ツールは主催者が準備しないといけませんか?
なるべく主催者様にご準備をいただけるとありがたいですが、どうしても難しい場合などはご相談ください。
Q パソコンに詳しくなく不安ですが、サポートしていただくことは可能でしょうか?
もちろんです。講師派遣ナビでは、これまでの実績により配信ツールなどお客様にご提案をさせていただきますので、お気軽にご相談ください。また、オンライン講演できる講師の方は豊富な経験からお任せいただければ、スムーズに進行できますので、ご安心ください。
3. オンライン講演の
メリット・デメリットについて
オンラインならではのメリットはたくさんあります。
また、デメリットもいくつかありますが、それぞれ対策を立てることでスムーズに運営できます。
オンライン講演のメリット
- ① コスト削減
- ② 時間の節約
- ③ 感染症の拡大防止
- ④ 受講者の理解度など
ツールを駆使して知ることができる
① コスト削減
会場費、講師や参加者の交通費の経費を減らせます。
またオンライン講演では資料をアップロードするため、配布資料の印刷代もかかりませんし、運営スタッフも少なくてすみます。
② 時間の節約
会場までの移動が不要になるので、その時間を有効に活用することができます。
全国各地で同じ講演を開催する必要もないので、その度に発生する手間も省くことができます。
③ 感染症の拡大防止
新型コロナウイルス等の感染症の流行時においては、大勢が集まることはリスクを伴います。
その点、オンライン開催であれば、感染が広がる恐れはありませんし、感染予防の対策に割かれるコストも省けます。
④ 受講者の理解度などツールを駆使して知ることができる
講演中にアンケート等を使って、配信側は参加者のリアクションを知ることができます。
こういった双方向のコミュニケーションは参加者の積極的な姿勢を促すことができます。
オンライン講演のデメリット
- ① インターネット環境に左右される
- ② 慣れていない人にはフォローを
- ③ 講演内容やツールの工夫が必要
- ④ 録音録画の位置づけ
① インターネット環境に左右される
配信環境が安定していないと音声や映像の乱れが発生し、期待した通りの効果を得づらい場合があります。
これは配信側、参加者側がもっとも注意しなければならない点です。
② 慣れていない人にはフォローを
オンライン講演はまだ普及の途上です。
慣れている人であれば問題ありませんが、オンライン講演に参加するのが初めてという方などにはフォローする必要があります。
遠隔で説明をするのは、伝わりづらい場合もあるかもしれませんが、事前に最低限の使い方を説明するなど、配信側、参加者側ともに基本知識は持っておく必要があります。
③ 講演内容やツールの工夫が必要
気軽に参加できる反面、参加者はすぐに飽きてしまいがちです。
このため、オフライン開催より時間を短めに設定するのも1つの方法です。
画面上では思った以上に参加者の表情がわかりづらい場合があったり、配信ツールによっては参加者の顔が映らないものもあるため、講師や配信側は常に飽きさせない工夫が必要です。
アンケートやチャットなどのツールの活用、投影資料の作り方など一方的な講演にならないように注意しましょう。
④ 録音録画の位置づけ
講師側に承諾を得た上で講演の模様を録画し、後から活用することはオンライン開催のメリットの1つですが、無断で記録を残し、二次利用することは著作権などの点から禁じられており、トラブルの原因となります。記録を取りたい場合は事前に講師側に必ず確認しましょう。
録音録画NGの場合は、参加者はもちろん、配信側でもそのことをしっかりと共有しておきましょう。
4. オンライン講演を
成功させるポイントとは?
オンライン講演は、
決して特別なことではありません。
- 講演目的を考える
- 準備(PC・配信ツールなど環境を整える)
- ツールの操作・
リハーサル
ここまで挙げてきたようにまず配信形式を決め、配信ツールなどのアイテムをそろえることがまず必要ですが、講演開催の目的は何か、参加者にどんな学びを得てもらうかなどを考えて準備することが大切です。
目的によって配信形式やツール選びも変わってきます。
また、講師側の希望を把握したうえで、本番を想定してツール操作のリハーサルをしておくことも欠かせません。
講師派遣ナビでは、どの講師がオンライン出演可能かの情報のほか、開催目的や趣旨に合わせてどのような形式がよいかなどのアドバイスもさせていただきます。オンライン講演をご検討の主催者様は、まずはご相談ください。
5. その他よくあるご質問
Q 参加人数によって料金は変わりますか?
基本的に参加人数で料金は変わりませんが、例外もありますので、事前に何名様が参加されるかお知らせください。
配信ツールによっては人数制限がある場合がありますのでご注意ください。
Q 講師への質問は可能でしょうか?
講演形式によって異なりますが、可能な場合が多いです。事前にご相談ください。
配信ツールによっては、チャットなど簡単に質問できるものがあります。また、講師によって講演後にも質問が可能な場合があります。
Q オンライン講演はどれくらいの長さが一般的でしょうか?
通常の講演(オフライン)は質疑応答など含めて60~90分程度が多いですが、オンラインの場合はもう少し短めに設定するケースもあります。
Q 配信ツールを利用する際、設定などは大変でしょうか?
比較的簡単なものが多いです。
主催者側が配信ツールを使ってURLを発行し、参加者に送ります。参加者はURLをクリックして画面の指示通り行うと視聴できます。主催者側は講演会をスムーズに進行するために事前にリハーサルなど行うことをおすすめします。
Q 参加者は社内の自席で受けることも可能でしょうか?
はい。可能です。
配信ツールにもよりますが、参加者のマイクはミュート状態に設定して視聴できます。社内の音が講師に聞こえることもないため、スムーズに講演会を行うことができます。
講師派遣ナビのオンライン講演
講師派遣ナビで実施したオンライン講演をご紹介させていただきます。
オンライン講演の参考にご覧ください。
-
- オンライン講演とは
- ~準備からメリット/デメリット、成功のポイントまで~
-
- 元WBCライトフライ級チャンピオン 木村悠
- 「世界を撮ったプラス思考~商社マンボクサー木村悠~」
-
- 日本マネジメント総合研究所合同会社理事長 戸村智憲
- 「3つの法改正はやわかりセミナー~結局なんなの?何をどうしておけばいい?~」
講師派遣ナビのオンライン講演特集
講師派遣ナビでは、オンライン講演特集を企画しています。
ぜひ、ご検討中の方はご参考にしてください。
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「オンライン講演」とはインターネットを利用してウェブ上で行う講演会のことです。新型コロナウイルス等の影響で1カ所に集まれない場合でも開催可能な形式として注目されています。このページでは、オンライン講演が可能な講師をご紹介します。導入の方法が分からないという方も、まずは気軽にご相談下さい。