山本博
やまもとひろし
アーチェリー五輪メダリスト、 日本体育大学教授博士(医学)
プロフィール
1962年10月生まれ、神奈川県出身。
中学1年からアーチェリーを始め、3年生で全日本アーチェリー選手権大会に出場する。高校では全国高等学校総合体育大会(インターハイ)で3連覇、大学ではインカレで4連覇と活躍し、日本体育大学在学中に、ロサンゼルスオリンピックで銅メダルを獲得。2004年開催のアテネオリンピックでは、ロサンゼルスから20年ぶりに銀メダルを獲得するなど、5度のオリンピック出場を果たす。2009年、自身14回目となる世界選手権に出場し、男子団体で銅メダルを獲得。
2018年に日本体育大学スポーツマネジメント学部教授に就任し、2024年には日本体育大学体育学科・教授に就任する。現在も現役選手として活躍するとともに、母校の日本体育大学にて教授を務める。
講演テーマ例
-
- 諦めないで生きる方法 20年かけて銅から銀へ~
- 「継続」「持続」「挑戦」は私自身のポリシーです。山あり谷あり色々な活動経過がありました。それでも「一つのこと」を諦めずにやりとおす思考が生まれ今でも志として持っています。
ふとしたきっかけからスタートしたアーチェリー人生。ロサンゼルスオリンピック銅メダルから20年、アテネオリンピックで銀メダルを獲得しました。大きな栄光もあれば、五輪挑戦をして出場を逃したという挫折もあります。
長年競技活動するモチベーションの維持、挑戦することの大切さ、大舞台の裏に隠された苦労や素顔 そんな経験から得た「諦めない」考え方をお伝えします。
-
- 失敗に強くなる方法
- 長年「アーチェリー選手」として現役競技活動しています。競技活動を続ける中、オリンピックのメダルを獲得してきた背景には、多くの失敗経験をふまえ改善し自己の成長に繋げてきました。
失敗には発展の布石となる重要な失敗もあれば、同じ愚を繰り返すダメな失敗もあります。発展のための失敗はなくすべきではありませんが、ダメ失敗は なくす努力を続けなければなりません。 そのためには、同じ失敗を繰り返さないような思考を持つことや、いかにネガティブな状況からでもモチベーションアップに繋げていくことが必要です。そんな「失敗に強くなる方法」 を自己経験からお話します。
-
- 健康寿命をいかに長くするか ~五輪メダリストからのメッセージ~
- 「健康寿命」とは日常的に介護を必要としないで、自立した生活ができる生存期間のことです。誰しも長く自立生活を過ごしたいと考えると思います。私は競技者として長く現役を続けています。日々の体調管理や食事、生活の節制などを継続することから還暦を超えても現役の選手として活動しています。どうしたら健康寿命を長くできるか自己の活動からお話できればと思います。
-
- 成功を呼び寄せる方法とは
- ふとしたきっかけからスタートしたアーチェリー人生。そしてそこから学びとった「成功への近道」とは。ロサンゼルスオリンピック銅メダルから20年、アテネオリンピックで銀メダルまでに導き出した失敗の種類から解明された「成功を呼び寄せる方法」をお話します。そしてそれを支えたモチベーションの維持、挑戦することの大切さ、大舞台を渡った栄光の裏に隠された苦労や素顔をお話します。
-
- 自己対話の活用術
- 過去にあった挫折経験は?また、それをどうやって乗り越えましたか?自分がプレッシャーを感じるときは?それを跳ね除けるための方法は?個人競技でもあり、特定のコーチがいないアーチェリーで身に付けた「自己対話」。逆境の中で「自分と会話することは、良い方向に自分を導くための作業」としてどのようにメンタル面を鍛え上げていったか。質問コーナーも設けて老若男女、学校では学べない貴重な体験が出来るはずです。
-
- 山本博式、理想の指導者像
- 指導している人間の中でも頑張り度(努力度)の感覚に個人差が大きくあります。そんな時、指導者からのアドバイスは「当然うまくいくだろう」といった感情が生まれます。そんな状況で、現在の指導者はすぐに教え(アドバイス)を出し、指導を受ける側に考えさせる時間を与えない傾向にあります。それで、どこまで成長できるでしょう?必要なアドバイスを、どのタイミングで?そこに生まれる、指導者の「待つ」ことの大切さを、「段取り力」と合わせてお話します。
活動実績
東京オリンピック・パラリンピック競技委員会顧問会議顧問
日本財団パラリンピックサポートセンター顧問/ 東京都体育協会会長
弘前大学大学院医学研究科博士課程修了博士(医学)
■経歴
1982年 第9回アジア大会(インド・ニューデリー)金メダル
1984年 ロサンゼルス五輪代表(個人・銅メダル)
1988年 ソウル五輪代表(個人・8位入賞)
1992年 バルセロナ五輪代表(個人・17位)
1996年 アトランタ五輪代表(個人・19位)
2004年 アテネ五輪代表(個人・銀メダル)
2006年 アーチェリー世界ランキング1位(日本人初)
2009年 70mラウンド日本新記録樹立、第45回世界選手権(韓国・蔚山)男子団体銅メダル
2014年 (公財)東京都体育協会・会長就任
2015年 弘前大学大学院医学研究科博士課程修了博士(医学)
2018年 日本体育大学 スポーツマネジメント学部 教授、就任
2024年 日本体育大学体育学科・教授、就任