八重樫東
やえがしあきら
IBF世界ライトフライ級チャンピオン、WBC世界フライ級チャンピオン、WBA世界ミニマム級チャンピオン
プロフィール
1983年2月25日、岩手・北上市生まれ。黒沢尻工3年でインターハイ優勝。拓殖大学2年時に国体優勝。2005年3月に大橋ジムからプロデビュー。06年東洋太平洋ミニマム級王座獲得。11年にWBA世界ミニマム王座を獲得。13年にはWBC世界フライ級王座を獲得し、3度防衛。15年にIBF世界ライトフライ級王座を獲得し、日本人3人目の3階級制覇を達成。
井岡一翔、ローマン・ゴンサレスなどとの激しいファイトスタイルから「激闘王」の異名を持ち、泥臭くアグレッシブなボクシングスタイルと、「謙虚過ぎる」姿勢が海外のメディアから評価されている。またアルバイトをしながら世界チャンピオンへと這い上がった生き様や、チャンピオンになってからも世界最強の相手から逃げずに挑戦を受ける。そのスタイルは現役の選手やボクシング関係者から一目置かれる存在。
好きな言葉は「懸命に悔いなく」。通算戦績は、35戦28勝(16KO)7敗。160㌢の右ボクサーファイター。2020年9月に引退を発表。現役時代から多くのトレーニング方法を実践し、食事やサプリメントなども学ぶ。豊富な経験と知識からつくりあげた独自の調整方法、減量方法は井上尚弥ら、多くのボクサーが参考にしている。講演ではその他、ボクシング人生から得たモチベーション維持やチャレンジ精神、優勝までのセルフマネジメントなどをテーマとしている。
講演テーマ例
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- 我、弱き者ゆえに ~弱者による勝利のマネジメント術~
- ・弱者のプロフェッショナルイズムを考える
・統一戦から見た弱者のマネジメント論
・心の原点から見るメンタル論
・成長を導いた人との出逢い
・人生の選択に見た成功のヒント
・八重樫流の減量法、減量中でのモチベーション、メンタルコントロール
・かけがえのない人に支えられて強くなる
・自分主義で勝者となる
・未来を考えるビジョンマネジメント論
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- 弱い僕が世界チャンピオンに這い上がるまで
- モチベーションアップ・セルフメンタルコントロール
活動実績
高校時代2000年のインターハイでモスキート級優勝
2002年 国体でライトフライ級、優勝
2005年 大橋ジムからプロデビュー
2006年 ウィラサック・チュワタナとのOPBF東洋太平洋ミニマム級王座決定戦に挑み5回KO勝利
2009年 空位の日本ミニマム級王座決定戦を日本ミニマム級3位として日本ミニマム級1位の堀川謙一と争い、3-0の判定勝利で王座を獲得
2009年 4度目の王座挑戦となる日本ミニマム級1位の金田淳一朗と対戦。接近しての打ち合いを仕掛ける金田に対し足を使ってカウンターを放ちながら、中盤以降は打ち合いにも応じて激しい打撃戦となり、3-0の判定勝利で同王座の初防衛に成功。この試合に対し、東日本ボクシング協会の平成21年9月度月間最優秀選手賞を受けた。
2010年 日本ミニマム級1位の武市晃輔と対戦し、3-0の判定勝利で2度目の防衛に成功
2011年 WBA世界ミニマム級王者ポンサワン・ポープラムック(タイ)に挑戦し、序盤から激しい打ち合いに終始した末に10回TKO勝ちを収め、4年ぶり2度目の挑戦で世界王座の獲得に成功。岩手県出身の初の世界王者となった。
WBA年間賞で「最も劇的な試合」(Most Dramatic Fight of the Year) に選出
2013年 WBC世界フライ級王者五十嵐俊幸に挑戦。結果は12回3-0、最大9点差がつく大差判定勝ち。飛び級での2階級制覇に成功するとともに五十嵐が保有していたリングマガジン認定フライ級王座を獲得した。
また同時に、ボクシングライターらが組織するTBRB(トランスナショナル・ボクシング・ランキング委員会)からもフライ級王者として認定された。
2015年12月29日、IBF世界ライトフライ級王者ハビエル・メンドーサ(メキシコ)と対戦し、12回3-0の判定勝ちを収め、日本人男子3人目となる3階級制覇を達成した。WBA、WBC、IBF各団体の最上位の世界王座だけで3階級制覇を達成した、初の日本人王者となった。
<テレビ・ラジオ等メディア出演実績>
・土曜プレミアム 「黄金のバンタム」を破った男〜ファイティング原田物語〜(2014年2月22日、フジテレビ) – 練習生 役
・めちゃ2イケてるッ! 春の3時間超SP!【赤恥トップアスリート抜き打ち学力テスト】(2015年4月4日、フジテレビ)
・VS嵐(2019年7月25日、フジテレビ)
・ジャンクスポーツ(2019年8月11日、フジテレビ)