石黒由美子
いしぐろゆみこ
シンクロナイズドスイミング北京五輪代表
プロフィール
1983年10月生まれ、愛知県出身。小学2年生の秋、交通事故に遭遇し、顔面を540針、口の中を260針縫う大けがを負った。治療中にテレビで見たシンクロナイズドスイミングに憧れ、翌年から競技を始める。記憶喪失や顔面まひ、視力障害、難聴などの様々な後遺症に苦しみながらも、母と二人で夢の舞台であるオリンピックを目指し、2008年北京オリンピックに見事出場を果たした。
厳しい練習の傍ら愛知教育大学で幼稚園から高校までの教員免許を取得した努力家。神戸大学大学院を経て現在は奈良女子大学大学院にて『いじめ問題の実態把握とその解決策』をテーマに研究。一方、日本全国の教育機関や企業などで、自身の体験を元にした講演活動も精力的に行い好評を得ている。
講演テーマ例
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- 夢をあきらめない
- 交通事故による後遺症を克服し、奇跡の生還を果たす。シンクロとの出会いで夢をもつことができた。目も見えず耳も聞こえない状態。それでも必ずオリンピックに出られると確信していた。持ち前の明るさと前向きな性格で乗り越えた。
普段の生活の中で「よかった探し」をすること、それはどんなに苦しく厳しい状況の中でも、一筋の光を見つける作業。そして、「夢ノート」を書くこと。夢や目標をノートに書き、叶ったら赤鉛筆で「ありがとうございました」の感謝の言葉を書いて線を引く。その習慣が石黒を大きく成長させた。
夢は叶うまであきらめない。途中やめても、またやればいい。そうやって何度も立ち上がる者が人生の勝者となる。
主な講演実績
活動実績
■経歴
2002年 愛知県立日進高等学校 卒業
2007年 愛知教育大学 初等教育教員養成課程 卒業
2009年 愛知教育大学大学院 修士課程教育学研究科 修了、神戸大学大学院 博士課程後期課程(運動心理学)入学、大阪府高槻市医師会看護専門学校 非常勤講師(~2014年)、兵庫県西宮市立香櫨園小学校 非常勤講師(~2011年)
2015年 神戸大学大学院 博士課程後期課程(運動心理学)満期退学、奈良女子大学大学院 博士課程後期課程(教育心理学)入学
2016年 迫手門学院大学 非常勤講師(~2017年)
2019年 創価大学 非常勤講師
■主な競技歴
2001年 FINAジュニアワールドカップ(アメリカ)チーム2位、第56回国民体育大会(宮城県)デュエット2位
2002年 スイス・オープン デュエット3位、チーム優勝、コンビネーション優勝
2003年 スイス・オープン チーム優勝、コンビネーション優勝
2006年 日本選手権 コンビネーション3位
2007年 スイス・オープン ソロ優勝、チーム優勝、コンビネーション優勝、日本選手権 ソロ6位、全国チャレンジカップ ソロ2位
2008年 北京オリンピック チーム5位
■受賞歴
国立大学法人愛知教育大学 奨励賞
文部科学省 表彰 水泳
愛知県名東警察署 1日警察署長 感謝状
国立大学法人 愛知教育大学 学長賞
愛知県庁 愛知県スポーツ功労賞
愛知県刈谷市役所 刈谷市民栄誉賞
愛知県名古屋市役所 名古屋市スポーツ功労賞
(財)大幸財団 丹羽奨励賞
(財)愛知県体育協会 特別優秀選手賞
(財)名古屋市体育協会 体育功労賞