安田昌玄
やすだまさはる
元オリックスコーチ、大体大ストレングス&コンディショニングディレクター
プロフィール
1962年、大阪府生まれ。高校-大阪体育大と陸上部に所属し、短距離ランナーとしてインカレ等、主要大会に出場。84年に2軍トレーニングコーチとして阪急ブレーブス(現オリックス)入団。94年に1軍担当となり、95年には神戸市民で阪神大震災被災も「がんばろう神戸」の合言葉でリーグ優勝。翌96年の日本一に貢献した。
92年に入団した鈴木一朗外野手には2年間、2軍でプロの体作りを助け、1軍に定着した94年から米へ移籍する00年までコンディショニング部門を担当。プロでは細身で体も硬かったイチローが、大きな故障もなくフル出場できる身体作りをサポートするなど、準備体操や体力強化が主だったトレーニング部門に革命を起こした。
故障の予防や、身体がまだ完全に出来上がっていない高卒選手のキャリアデザインまで描く「コンディショニングコーチ」部門を確立。業界のパイオニアとして12球団の同部門コーチの幹事役も務めた。29年間在籍したオリックスを12年に退団し、翌年、母校の大阪体育大学でストレングス& コンディショニングディレクターに就任。日本有数のトレーニング施設を活かした主要クラブの強化を実現。保健体育の教員免許所持。